指宿白水館 (イブスキハクスイカン)

 


松と海に抱かれる温泉宿

鹿児島県・指宿市の海岸近く、常緑の松林と東シナ海の青が広がる風景。その中に佇むのが、名湯と和の風情を重んじる老舗旅館 指宿白水館(いぶすき はくすいかん) です。創業以来、長きにわたって指宿温泉街を代表する宿として、その伝統と格式を守りつつも時代に合わせた快適性も備えています。

旅館の建物や庭園は、日本旅館らしい落ち着きと美意識を感じさせ、訪れる客が最初に目にする佇まいから“ここならではの時間”への期待を抱かせます。松の緑と海風、静かな波音が、宿泊者をゆるやかに日常から解き放ってくれることでしょう。

温泉・浴場の魅力 ― 砂むし、元禄風呂、露天風呂

指宿白水館の温泉設備は、この宿の最大の魅力のひとつです。特に 砂むし温泉 は、指宿温泉を象徴する体験。海岸の砂地に仰向けになって砂をかけられ、身体をじんわりと温めるこのスタイルは、白水館でも提供されており、多くの宿泊客がこれを目当てに訪れます。

また、館内には 元禄風呂 と呼ばれる浴場があり、江戸〜明治期の風情を意図した意匠が施された浴室空間で、伝統的な和風浴感を味わえます。これに加えて 露天風呂・内湯 も備えており、塩化物泉の湯が湯船を満たす構成。肌に優しく、保湿効果・温まり効果が期待でき、“美肌湯” として評価される泉質も訪問客の口コミでよく挙がっています。

浴場は松林や海を借景に取り入れた設計がなされており、湯あみをしながら風景と時間を感じられる贅沢な空間設計が魅力です。


客室・施設 ― 和風の趣と快適性の両立

指宿白水館の部屋は、和室・和洋室等の伝統的な日本旅館スタイルが中心。畳の間、ふすま、床の間など、和の要素がきちんと配慮された美しい造りです。窓の外には松林、海、庭園などが広がり、客室にいながら風景を取り込める配置も魅力です。

Wi-Fi 接続、冷暖房、テレビ、冷蔵庫など、現代的な設備も整っており、伝統と利便性のバランスが取れています。大切な宿泊時間が快適であるよう、配慮が感じられます。

館内施設としては、ロビー、ラウンジ、売店、庭園散策路などが整備されており、温泉の合間やチェックイン・チェックアウト前後にゆったり過ごすこともできます。

食事 ― 地元素材と季節感を盛り込む献立

白水館では、夕食・朝食ともに地元・薩摩・南九州の素材を活かした会席料理が提供されます。旬魚、薩摩黒豚、海産物、山の幸などをバランス良く取り入れ、見た目と味と器にもこだわった献立です。

料理の提供タイミング・器の演出などにも和旅館らしい繊細さを感じさせ、食を通じて宿泊体験を豊かにします。朝食には和食中心の定番スタイルで、旅の始まりにふさわしい和のおもてなしが感じられます。

立地・アクセス・周辺観光

白水館の所在地は、指宿市東方12126‑12。海岸・松林という景観的立地を活かしながら、指宿温泉の中心エリアや観光スポットへのアクセスも比較的良好です。

また、指宿白水館は砂むし温泉会場や指宿温泉街との連携も強く、宿泊+砂むし+観光ルート構成がしやすい宿です。近隣には薩摩伝承館、砂むし会館「砂楽」、指宿海岸散策路などの観光地が点在しており、温泉滞在と地域観光を組み合わせた滞在設計が可能です。 

宿泊者用駐車場も整備されており、自動車でのアクセスにも便利。さらに、館内・客室での Wi-Fi 利用も可能で、旅と情報をつなぐ機能面でも配慮がなされています。 

利用スタイル・モデル滞在案

1泊2日+砂むし滞在プラン

  • 午前:鹿児島市街地や観光地巡り

  • 午後:指宿白水館チェックイン → 砂むし温泉体験 → 露天風呂・元禄風呂で湯浴み

  • 夕食:会席料理 → 夜は庭園や散策を楽しむ

  • 翌朝:早朝露天風呂 → 朝食 → 観光スポットへ移動

日帰り温泉利用+観光プラン

  • 午前:周辺観光 → 昼過ぎ白水館で立ち寄り湯 + 昼食 → 温泉ゆったり → 出発

ゆったり滞在を目指すなら、温泉・景観・料理・宿泊空間を余裕を持って使えるよう計画すると良いでしょう。


指宿白水館は、伝統的和旅館の趣を残しながら、砂むし・温泉・景観・食・滞在 comfort を兼ね備えた宿です。指宿観光における拠点宿、温泉巡り宿、あるいは記念日・ゆったり旅の宿として強くおすすめできます。

基本情報

住所
鹿児島県指宿市東方12126-12
電話番号
0993-22-3131
営業時間

休日
無休
料金

※詳細は、公式ホームページをご確認下さい。
交通アクセス
バス:鹿児島空港空港バス(指宿)2時間→指宿駅→タクシー7分
 車:九州縦貫自動車道路・指宿スカイライン1時間20分
 
駐車場


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