霧島新燃荘 （キリシマシンモエソウ）

宿泊棟・設備と過ごし方

建物はこぢんまりとした一軒宿形式で、長年地域に根ざして運営されてきた趣があります。客室はシンプルながら清潔感があり、宿としての基本を押さえた造り。スタッフの対応も家族経営らしい温かさがあります。

宿の立地が登山道や山林に近いため、登山・トレッキング拠点としても利用価値があります。早朝発で韓国岳・高千穂峰など霧島連山をめぐる旅程と組み合わせれば、自然体験と温泉を両立させたプランが可能です。

夕食・朝食は山の幸・地の食材を活かした献立が提供され、塩味を抑えた甘めの味付けが見られるという口コミもあります

自然・景観と四季の魅力

宿を取り巻く風景は手つかずの自然。赤松林、沢水、杉林、山影が織りなす景観が、宿泊者の目と心を潤します。冬には霧氷が風景を白く包み、春にはつつじや若葉、夏は木陰の深々とした緑、秋には燃える紅葉が宿を飾ります。霧島の自然の変化を、湯に浸かりながら目撃できる贅沢があります。

特に紅葉期や冬景色は、温泉と自然が一体となる風景が写真映えスポットとして人気です。時間帯により変わる光の具合、湯気との重なりもまた風情をさらに際立たせます。

利用上の注意・滞在アドバイス

• 入浴時間制限：高濃度の硫黄泉ゆえ安全配慮で時間制限があるため、長時間の湯浴みは避け、定められた範囲内で利用。

• 予約・混雑：一軒宿ゆえ宿泊数に限りがあり、観光ピーク時期は予約推奨。

• ケーブル携行・携帯電波：山間部ゆえ携帯の電波事情が弱い可能性あり、予備の通信手段を用意しておくと安心。

• 冷え対策：標高も高めで気温が低くなることもあるため羽織り物や防寒具を用意。

• 飲食・買い物：周囲は山間地でアクセスできる食事処・商店が少ないため、必要な食材・飲み物は事前に用意しておくと安心。

推奨モデル旅程案

1泊2日プラン

• 午前：霧島市街出発 → 新燃荘到着 → チェックイン後温泉入浴

• 午後：自然散策（周囲の林道・水場散歩） → 夕方露天風呂 → 湯上がり休息

• 夜：星空観察と静かな夜の湯浴み

• 翌朝：早朝の湯浴み → 朝食 → 霧島神社ほか周辺観光へ出発

日帰り温泉利用プラン

• 午前：霧島観光 → 新燃荘到着 → 立ち寄り湯 + 休憩入浴 → 昼食 → 周辺散策 → 出発

登山拠点プラン

• 前夜泊：新燃荘でゆったり体を休める

• 早朝：登山出発（韓国岳・高千穂峰など） → 下山後宿で温泉 → 出発