霧島アートの森 (きりしまあーとのもり)

 

自然に溶け込む屋外アート空間 ― 霧島アートの森

霧島連山を背景に、広大な高原に点在する23点の野外彫刻やインスタレーション。 地形や森を活かした展示は、ただ“作品を眺める”のではなく、 「風景と対話するアート体験」を提供します。

桜島を借景にしたアートの風景

霧島アートの森は、屋外アートと建築を桜島の景観と重ね合わせる構成を取り入れており、 展望ホールや園路から桜島が借景として眺められる設計になっています。

自然とアートが交差する場 ― 霧島アートの森で感じる風景と創造

鹿児島県湧水町の栗野高原に位置する 霧島アートの森(Kirishima Art Forest) は、 霧島連山の北麓、標高700m余りの地に開かれた野外美術館。 自然の地形と樹林をそのまま舞台とし、 国内外の著名な作家たちによる23点の屋外彫刻・インスタレーションが、 約2kmの園路に沿って展示されています。

この美術館がユニークなのは、鑑賞する「場」そのものを骨格とする展示コンセプト。 作品と自然が調和し、森の中を歩きながら作品を発見していくプロセスが、 五感を刺激する体験となります。

1. 展示コンセプト:場所を活かすアート構成

霧島アートの森では、「展示される場所・周囲の樹木・地形・風景」が展示の一部。 森の中の一角に突如現れる彫刻、地形を利用した視線の誘導、 展望ホールの階段から桜島を借景とする構図など、 “場の物語”との出会いが楽しめます。

素材も石・鉄・木など多様で、光や樹影が作品と融合し、 時間帯・季節によって表情が変わることも魅力です。

2. 見どころポイント:作品と風景の接点を楽しむ

  • 園路散策と作品発見
    約2kmの園路を歩きながら作品が現れる瞬間を楽しめます。
  • アートホール・展示ホール
    屋内展示もあり、建築と風景が溶け合う空間デザインも見どころ。
  • 桜島を借景にした見せ場
    展望ホールや屋外展示の構図は、桜島を自然の“作品”として取り込む設計。
  • イベント・企画展示
    季節の企画展・ワークショップ・ナイトイベントなども開催。

3. 利用ガイド

注意点・アドバイス

  • 歩きやすい服装:未舗装の道や起伏があるためスニーカー推奨。
  • 時間配分に余裕を:1〜2時間は見ておきたい。
  • 光の変化を楽しむ:朝夕の光は撮影に最適。
  • 混雑対策:休日は早い時間が快適。
  • マナー・自然保護:作品に触れられる場所もあるが規則に従うこと。

4. モデル観光ルートと周辺スポット案

午前~昼コース
鹿児島市・空港方面 → 栗野IC・JR栗野駅 → 霧島アートの森 → 併設ホールなどで昼食

午後:周辺観光

  • 丸池湧水(名水百選):透き通る湧水を鑑賞。
  • 栗野岳枕木階段&展望台:桜島・錦江湾の絶景。
  • ホーストラスト牧場:馬と触れ合える自然体験。
  • 八幡大地獄:噴気孔地帯で大地のエネルギーを体感。

夕方
夕刻の光で作品と風景を撮影 → 近隣温泉へ → 宿泊または移動

霧島アートの森は、「自然と芸術が溶け合う場所」。 光・風景・作品が重なり合うことで、訪れるたび新しい表情を見せてくれます。 霧島エリア観光の際には、五感で味わうアート体験をぜひ。

基本情報

住所
鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-220
電話番号
0995-74-5945
営業時間
9:00~17:00(入園16:30まで)
7/20~8/31・土日祝は19:00まで(入園18:30まで)
休日
毎週月曜(休日の場合は翌日)
年末年始(12/29~1/2)
メンテナンス休館(2/25~3/3)
料金
一般 320円 / 高・大学生 220円 / 小中学生 160円 / 幼児 無料
※詳細は公式サイトをご確認ください
交通アクセス
[鹿児島中央駅] JR日豊本線→肥薩線(隼人乗換)→JR栗野駅→バスorタクシー(約20分)
[鹿児島空港] リムジンバス→いきいきセンターくりの郷→バスorタクシー(約20分)
[栗野IC] 車で約20分
駐車場

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