人気ポケモン「イーブイ」と進化形のマンホール （ニンキポケモン「イーブイ」トシンカケイノマンホール）

「語呂合わせから始まる、指宿 × イーブイの物語」

指宿市では「イーブイ好き → いーぶいすき → いぶすき（指宿）」という語呂合わせをきっかけに、人気ポケモン「イーブイ」を市のスポーツ・文化交流大使に任命。駅前にはイーブイのデザインマンホールを設置し、町全体でポケモンをテーマにした散策を楽しめる仕掛けを展開しています。

「9種類すべて巡る楽しみ ― 進化形ポケふたの宝探し」

2019年2月には、イーブイの “進化形” をモチーフにした8種類のマンホール（ポケふた）を追加設置。指宿市内の観光スポット近傍に散らばっており、マンホール巡りを軸にした「ご当地観光」の仕掛けになっています。

マンホールがつなぐ “ポケモン × 街歩き” の旅

指宿市は、温泉や砂むし文化、風光明媚な海岸風景などで知られる観光地ですが、近年は “ポケモン × 街歩き” というユニークな観光資源でも注目を集めています。
それが、「人気ポケモン・イーブイ」とその進化形をあしらったマンホール、いわゆる ポケふた（ポケモンマンホール） の設置です。

なぜイーブイ？ 指宿とのゆかりと語呂

そもそもなぜイーブイかというと、指宿市では「イーブイ好き → いーぶいすき → いぶすき（指宿）」という音のつながりがあったことがきっかけでした。市名との語呂合わせをきっかけに、2018年12月、指宿駅前にイーブイのマンホールを設置し、町のイメージキャラクター的な存在として迎えられました。

さらに、イーブイは複数のタイプに進化できるという特性を持つポケモン。これをモチーフに、「進化形ポケモン（シャワーズ、サンダース、ブースター、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシア、ニンフィア）」をデザインした8種類のポケふたを、2019年2月22日に市内各所に設置しました。

これにより、単なるマンホール設置というよりも、ポケモンファンや観光客にとって「散策の目的になる仕掛け」が生まれました。

ポケふた設置場所と楽しみ方

イーブイを含む9種類のマンホールは、指宿市内の観光スポットや歩道に設置されています。

主な設置例を以下に紹介します

• 砂むし会館「砂楽」敷地内：シャワーズ／ブースター（温泉・観光施設近辺） 

• ふれあいプラザなのはな館：サンダース

• 知林ヶ島近隣エコキャンプ場：リーフィア 

• 時遊館 COCCO はしむれ：グレイシア 

• 指宿図書館付近：ニンフィア 

• セントラルパーク指宿：エーフィ 

• 指宿駅裏：ブラッキー

• 指宿駅前：オリジナルのイーブイマンホール 

これらを巡ることで、指宿市内を歩きながら観光名所も訪問できる周遊プランになるのが魅力です。マンホールひとつひとつにキャラクターのタイプが隠されており、それを探す“宝探し”感覚も楽しめます。

また、これらのマンホールは「Pokémon GO」のポケストップに設定されているため、ゲームと連動して楽しむことも可能です。

散策モデルコース例と注意点

モデルコースの流れ（例）

1. 指宿駅前のイーブイマンホールからスタート

2. セントラルパークでエーフィをチェック

3. 時遊館 COCCO はしむれでグレイシアを発見

4. ふれあいプラザなのはな館でサンダース

5. エコキャンプ場でリーフィアを探す

6. 砂むし会館「砂楽」でシャワーズ・ブースターを楽しむ

7. 最終的に駅裏でブラッキーを目撃

このようなルートを辿ると、指宿の温泉・砂むし・海辺風景なども同時に楽しめます。レンタサイクル「いぶりん」や徒歩でも回りやすく、移動しながら観光を満喫できる設計です。

注意点・豆知識

• 設置場所が工事などで一時移設される場合もあるため、最新の設置場所情報を市公式サイトなどで確認すると安心です。例えば、シャワーズのマンホールは宿泊施設の工事に伴い砂むし会館「砂楽」ロビーに移設されたことがあります。

• 写真撮影やスマホ操作をしながら歩く際は足元・交通に注意。歩道を塞がないように配慮を。

• マンホール自体を傷つけたり落書きしたりする行為は禁止。地域資産として大切に扱いましょう。

• ゆとりあるスケジュールを組むことをおすすめします。すべてのマンホールを訪れようとすると、時間が足りなくなる可能性もあるためです。

このように、指宿市の「イーブイ＋進化形マンホール（ポケふた）」は、ポケモンファンだけでなく、散策好き・写真好きにも響く “まち歩き観光” の新しい切り口です。ぜひ「イーブイマンホール巡り」を旅プランに入れて、指宿ならではの楽しみを加えてみてください。